重要なお知らせ(開発中/非製品/個人制作)
- 本ページで紹介する「Complexlab」は開発中の個人プロジェクトであり、製品版ではありません。
- 機能・仕様は予告なく変更/停止される場合があります。研究・教育目的での試用を想定し、いかなる保証も提供しません。
- ご利用は自己責任でお願いします。
外部ソフトのライセンスについて(ORCA など)
本アプリは ORCA 等の量子化学プログラムを同梱しません。UI からローカルの外部プログラムを起動する設計です。説明は個人の趣味・学習の範囲を前提に記載しています。商用・業務利用は各ソフトのライセンス条件を必ず確認し、必要に応じて別途契約をご手配ください。
例:距離ラベル表示と注釈(開発中 UI)。計算結果の取り込み・可視化も行えます。
できること(概要)
- 表示:XYZ/MOL/SDF の読み込み、回転・ズーム、スタイル切替
- 測定:距離・角度・二面角のワンクリック計測、ラベル付与
- 出力:注釈画像(PNG/JPG)、測定値 CSV
- 量子化学計算(UIから):外部プログラム(例:ORCA)を UI から実行(開発中)。最適化(OPT)/周波数(FREQ)/単点(SP)の実行と、結果の取り込み・表示。
量子化学計算(UI実行)のイメージ
- 入力作成:読み込んだ構造に対し、理論レベル・基底関数・分散補正などのテンプレを UI で選択(例:DFT B3LYP/def2-SVP, D3(BJ))。
- ジョブ投入:ボタン一つでプロジェクト内の
jobs/
に入力ファイルを生成し、外部プログラムを起動。
- 進捗表示:ログの末尾を追跡して簡易ステータスを表示(実装中)。
- 結果取り込み:エネルギー、最適化座標、HOMO-LUMO 近似、Mulliken/CM5 電荷、双極子、IR 予測(FREQ)などを読み込み、表と図に整形。
- 可視化:最終構造の注釈画像、IR 予測ピークのスペクトル出力。必要に応じて Analysiscopilot に渡して実測とオーバーレイ。
※ 上記は開発中の設計方針を含みます。実装済み範囲はバージョンにより異なります。
3分クイックスタート(最適化 + 周波数)
- 設定:設定 → 計算 で外部実行パスを指定(例:
/usr/local/bin/orca
)。未設定時は計算機能は無効のまま。
- 構造:H2O や CH4 の XYZ を読み込み。
- ジョブ:DFT: B3LYP/def2-SVP、OPT + FREQ を選択 → Run。
- 結果:最終エネルギーと IR 予測を確認 → 画像/CSV を出力。
安全のため、未設定時は計算ボタンを非活性化し、実行先はプロジェクト配下の jobs/
に限定します(外部送信なし)。
対応形式・動作環境
- 入出力:XYZ/MOL/SDF、PNG/JPG、CSV(測定値・計算結果要約)
- OS:Windows / macOS(ローカル実行、PySide6 ベース)
セキュリティ/プライバシー
- 研究データは端末内で処理。ネットワーク接続なしでも動作可能。
- 計算はローカルの外部プログラムを起動。クラウド送信は行いません。
使い方(可視化の基本)
- アプリを起動し、XYZ/MOL/SDF を読み込み
- 距離ラベルや配位表示で相互作用を確認
- 画像や CSV を出力して、研究ノートやスライドに貼り付け